税金基礎知識ブログ

税理士無料相談と税理士無料紹介のサービスの違いは?

税理士無料相談と税理士無料紹介のサービスの違いは?

「税理士無料相談と税理士無料紹介の違いって?」
「今後継続して税務相談したい場合無料相談でも問題ない?」

このような疑問を抱えている人は少なくありません。

結論から言いますと、今後継続して税務相談をしたい場合は、顧問税理士を探した方が良いでしょう。

また、自分の相談内容や希望に沿った税理士を見つけるには、無料相談ではなく無料紹介サービスを利用した方が確実です。

逆に1回きりの相談で、顧問税理士は不要という人は、税理士による無料相談を受けてみて下さい。

今回は、税理士無料相談サービスと、税理士紹介サービスの違いについて解説します。

税理士無料相談とは

以前は税理士報酬について税理士報酬規程によって決められていたことから、無料で相談を受けることが出来ませんでした。

しかし、現在この規定は撤廃されており、多くの税理士が無料での相談を受け付けています。

税理士へ無料相談をする場合

  • 無料相談を行っている税理士事務所へ訪問する
  • 無料相談会へ赴く
  • 税理士事務所のホームページにあるQ&Aなどを利用する
  • 税理士相談センターへ電話する

以上の方法が考えられます。

特に、無料相談を行っている税理士事務所に相談に行ったり、定期的に開かれる無料相談会へ赴いたりする利用する方法が一般的です。

また、税理士相談センターに電話すると、直接税理士が対応してくれます。

相談者は「匿名」で相談を受けることが出来るなどメリットがありますが、基本的には「一般的な税務相談」に留まることが多いです。

  • 具体的な節税方法
  • 実際の請求書や領収書を見ないと判断できない事

などは、回答が得られない可能性もあるため、注意が必要です

税理士無料紹介とは

税理士無料紹介とは

・来い顧問ドットコム


・税理士ドットコム

・税理士紹介ネットワーク

・税理士紹介エージェント

などを始めとした、税理士と事業者を繋げるサービスのことを言います。

具体的なサービス内容は

  • 相談内容、業種、地域などの情報から適任な税理士を紹介してくれる
  • 税理士との面談アポや税理士報酬の交渉を行ってくれる
  • 無料で利用できる

以上のようになっています。

特にこれから顧問税理士を探そうと考えていた人や、相続や確定申告などで税理士に相談しようと考えている人にはおすすめのサービスとなっています。

税理士無料相談と税理士無料紹介のサービスの違い

税理士無料相談は、税務に対する相談を税理士が無料で行ってくれるサービスです。

そのため「税理士を探したい」というよりは「税務について相談に乗ってほしい」という人におすすめのサービスです。

逆に税理士無料紹介サービスは、これから税理士と顧問契約を結びたいという人や、相続やM&Aなどに強い税理士を紹介してほしいという人におすすめのサービスです。

今後継続して税務相談が必要となる場合は、税理士と繋がっておくと便利です。

税務相談では1回きりで終わる場合が多いですし、こちらから税理士を選ぶことが出来ないケースも多いので満足いく結果にならないことも多いです。

逆に、1回で解決できるような相談内容であれば、税理士と契約をしてまで相談することではないため無料相談を利用した方が良いでしょう。

内容と今後の方針によって、どちらのサービスを利用すべきか考えるようにしましょう。

まとめ

  • 税理士無料相談は1回で解決できる簡単な税務相談におすすめ
  • 税理士無料紹介は今後付き合っていく税理士を探すのにおすすめ
  • 両方無料で利用可能。1回の相談か継続相談か目的に応じて利用するサービスを変える

まずは自分がどのような目的で税務相談をしたいのかはっきりする必要があります。

スポットで1回きりの相談であれば無料相談を利用すると良いですし、継続した具体的な税務相談を受けたいのであれば税理士と顧問契約を結ぶ必要があります。

顧問契約を結ぶのであれば、自分の希望に沿った税理士と契約したいものです。その場合は税理士無料紹介のサービスを利用するようにしましょう。

2つのサービスの違いをしっかり理解して、自分に合った方を利用することをおすすめします。

注目記事 最新記事
  1. 国税の信託型ストックオプションへの見解と税制適格ストックオプションの株価算定ルール
  2. 海外在住で日本企業にリモート勤務の所得税と社会保険
  3. 5年? 7年? 10年? 帳簿・領収書等の保存期間
  4. 配偶者控除と配偶者特別控除について徹底解説!
  5. 個人の青色承認取消しと期限後申告
  1. 年の中途に退職した人の年末調整
  2. 保険料控除証明書の到着は必要な保険か否かを見直す好機です
  3. 採用と健康状態の調査
  4. 見落としがちな「逆パワハラ」
  5. 不法就労助長とリスク

税務知識ブログカテゴリー

PAGE TOP