「ブログで収入を得ているけど確定申告は必要?」
「副業の場合確定申告がいらないって本当?」
このような不安や疑問を抱えている人は少なくありません。
結論から言いますと、ブログで収入を得ている人は、確定申告が必要になります。
これは副業であっても本業であっても同様です。
ただし、例外として確定申告が不要になる場合もあります。
自分が確定申告不要かどうか確認しないで無申告でいると、知らないうちに脱税として摘発されてしまうかもしれません。
そこで今回は、ブログ収入がある場合は確定申告が必要になるかについて、経費についての話も交えながら紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
ブログ収入と確定申告
ブログで収入を得ている人は、確定申告が必要になるか気にしたことがあるのではないでしょうか。
ブログ収入は給与所得とは違い源泉徴収されないため、税金を自分で計算して納税しなければいけません。
確定申告しないと、知らないうちに脱税してしまっているかもしれませんよ。
ブログで収入を得ている人は、自分が確定申告しなければいけないのか、しっかり把握しておくことが必要です。
ここからは確定申告が不要になるケースについて取り上げて説明していきます。
副業でブログ収入がある場合
本業が会社員で、所得税が源泉徴収されている場合に関しては、ブログ収入をはじめとした副業収入は年間で20万円以下であれば確定申告は不要です。
なお、この年間20万円という金額はブログ収入だけではなく、その他の副業収入と合算した数字になります。
例えば、ブログの他にYouTuberとしての収入があり、それぞれ15万円ずつの利益がある場合は、合算で30万円となるため確定申告が必要になります。
YouTube収入の他にも
- ウーバーイーツの収入
- ヤフオクやメルカリで得た収入
- Webライター収入
なども収入がある場合は副業として合算しなければいけないため、注意が必要です。
本業でブログ収入がある場合
ブログ収入を本業として稼いでいる場合は、年間で48万円以下の利益であれば確定申告は不要です。
こちらに関しても、ブログ以外の収入がある場合も合算して計算します。
合算して年間38万円を超える場合は所得税が発生するので確認申告しなければいけません。
ブログ収入を本業とみるのか、副業とみるのかの判断方法は、本業が給与収入かどうかで考えるのが一番簡単です。
給与収入がある場合のその他の収入は年間20万円までは申告の必要性はありません。
給与収入が無い状態でしたら、収入を全て合算して48万円以下であれば、確定申告は不要です。
収入と利益
収入は、ブログ収入として入ってきた売上を指しています。
利益とは、売上を得るために必要になった経費(電気代、パソコン代、Wi-fi代など)を差し引いて手元に残った残金を指します。
所得税は利益に対してしか課税されません。
副業で30万円収入があっても、経費に20万かかっていれば利益は10万円になり確定申告は不要です。
〇収入30万円―経費20万円=10万円(利益)
※利益が20万円以下、もしくは48万円以下の場合、確定申告は不要。
ブログ収入における必要経費の例
ここからは、ブログ収入もしくはアフィリエイト収入における必要経費の例を紹介します。
確定申告が必要かどうか判断するためにも、普段から経費になりそうな出費を把握し、記録しておくことが大切です。
賃借料
業務を行うために専用で事務所を賃借している場合は、事務所の賃借料や光熱費は全額経費となります。
自宅の一部を事務所として利用している場合は、賃料や光熱費を按分して経費として計上することが出来ます。
ただし、根拠を持った按分計算をしなければ、税務調査で脱税としてみなされる可能性があるため注意が必要です。
自宅を事務所として経費計上したい人は、一度税理士に相談することをおすすめします。
光熱費
光熱費の内、PC操作に必要となる電気代は経費算入が可能です。
ただし、自宅を事務所とする時は按分する必要があります。
尚、水道代やガス代は経費として認められないため注意が必要です。
通信費
サーバー代や、独自ドメイン代、インターネット使用料、携帯電話やスマホの通信代などは経費として認められます。
消耗品費
印刷用紙代やインク代、10万円以下のパソコンなどは経費として認められます。
尚、10万円以上のパソコンは経費ではなく減価償却の対象となるため注意が必要です。
新聞図書費
ブログ執筆やアフィリエイト業務を遂行する上で購入した書籍や新聞、雑誌などの費用は経費として認められます。
まとめ
- 副業の場合は利益が年間20万円以内なら確定申告は不要
- 本業の場合は利益が年間48万円以内なら確定申告は不要
- 利益は収入から必要経費を差し引いた数字
副業の場合は20万円、本業の場合は48万円以上の収入がある場合、自分は確定申告が必要だと思っておくことが重要です。
その上で、必要経費を控除して、実際利益がどの程度に減るのかを計算していきましょう。
ただし、必要経費になるかどうかの判断を勝手にしてしまうのは危険です。
判断に迷うものは税理士に相談するか、税務署に一度確認しておくことも大切です。