採用費の基本コスト
小規模な会社にとってコストを抑えた採用活動は重要です。
採用経費はどのように見直していけばよいのでしょうか?
採用費用を見直しするには採用活動の中でどのようなことを行わなければならないかを確認し、その上で自社の採用活動に合ったコスト配分を行わなければなりません。
採用に掛かる一般的な諸経費としては、
- 採用サイト掲載料……無料の媒体もありますが、効果のほどは芳しいとはいいがたいものです。だからといって高い費用の広告媒体で出しても内容が求職者に引き付けられるものがないと応募につながりません。
- パンフレット、案内書など作成費用
- 採用ホームページの作成
- 新卒の場合は学校回り交通費等
- 会社説明会を行う場合は貸会議室代等
- 応募者の交通費、文書等諸経費
- 内定者に対する懇談会等
新卒ではなく中途採用であれば就職サイトや応募者用パンフレット、採用HPなどは最低限の費用を基準に自社にとって良い結果を出せる業者の選定が必要です。
募集したい対象が老若男女の誰なのかで利用する媒体も変わります。
業者選定は知名度が高いというのでなく、結果を出せそうな業者を検討するのが望ましいでしょう。
2~3社の業者で見積もってみましょう。
採用活動期間の延長はコストが上がる
採用活動が延びるほど労力や費用等コストが掛かってしまいます。
最も有効な採用コスト削減方法は応募者の辞退を減らすことです。
採用活動を長引かせないように、良いと思った人材は選考中、内定後の辞退を減らす必要があります。
辞退者を減らすには応募者に一番近い社員である採用担当者や面接官の人柄といった自社の社員力が重要になってきます。
応募者からすると採用担当者は会社のイメージというように見られています。
そのことを意識して応募者の志望度を上げていきます。
また、内定を出したら入社承諾書にサインをもらいましょう。
それでも本人の心が迷っている場合もあります。
地方出身者で若い人には、家族にも会社からお知らせする等のフォローが必要かもしれません。
メールなどで定期的に様子を知らせたり懇親会を開いたりするのもよいでしょう。