「税金の相談は税理士にした方がいい?」
「税理士費用って高いんじゃないの?」
このような不安や疑問を抱えている人は多いです。
結論から言いますと、税金やお金の相談はプロである税理士に相談することをおすすめします。
税理士に相談することで所得控除を受けられる可能性があり、税理士費用よりも控除分の方が大きくなるケースもあります。
総合的に見ても税理士に相談した方がメリットが多いです。
今回は、税金やお金の相談を税理士にするメリットを紹介します。
税理士に税金やお金の相談をするメリット
税理士は税金やお金のプロですので、相談することで税務面でメリットを受けられます。
なぜなら、税金は知識があれば対策が可能である反面無理な経費計上は脱税となりますが、経費に出来るものを忘れ税金を多く払う分には税務署は問題がないためです。
つまり、正しい知識で適正な範囲内で節税を行うことが重要となります。
一般的には税理士に依頼して、税金面での対策を講じてもらうのが間違いも少なく安心です。
税理士に税金やお金の相談するメリットとして
- 必要経費の線引きが出来る
- 事業継続上の手間を省ける
- 税理士費用と青色申告
以上の3点が挙げられます。
それぞれ詳しく説明していきましょう。
必要経費の線引きが出来る
税金面で一番問題となるのは「必要経費として認められるのかどうか」という点です。
税金は年間所得に対して課税されます。
所得は、売上から必要経費を差し引いた分になりますので、必要経費と認められるかどうかで課税所得の大小が変わってきます。
必要経費として認められるかどうかの判断を自力で行うことも出来ますが、その判断が間違っていた場合は脱税としてペナルティを受ける可能性があります。
必要経費とは事業で売上を確保する上で必要になった費用のことですので、プライベートや趣味での出費は一般的に経費計上出来ません。
しかし、接待を伴うものに関しては必要経費として認めらえるケースも多いです。
プライベートと接待の区別、実は判断がとても曖昧です。
このように線引きが難しいものもありますので、必要経費の線引きについて不安がある人は税理士に依頼する方が無難です。
事業継続上の手間を省ける
事業をしていく上で、売上や費用の集計をしていくだけでも大変です。
取引先も少なく、原価計算も必要ないような事業であれば自力で会計するのも可能かもしれませんが、一般的に売上が上がって事業が拡大していくに伴って会計処理の手間も増加します。
事業を運営していく上で会計処理を経営者自身で行うことは、計数管理を出来るという点でメリットはありますが、会計に集中していたら本業がおろそかになりかねません。
そこで、顧問契約を税理士と結ぶことで、会計処理を任せることが出来ます。
顧問税理士のためアドバイスもしてくれますし、手間をかけずに計数管理をすることが出来ます。
もちろん記帳業務を丸投げすることも可能です。
また、税理士は会計やお金の流れを把握し、経営者に対して事業上のコンサル業務も行ってくれるので、事業を拡大していきたいと考えている経営者は、税理士に依頼することを検討してみて下さい。
税理士費用と青色申告
「税理士に頼むと費用がかかるから嫌だ」
こう考える人は意外と多いです。
しかし、税理士に頼むことで
- 白色申告を行っていた人が、青色申告に移行し青色申告控除を受けられた
- 税金対策のアドバイスを行ってくれたので、昨年よりも納税額が減った
などのメリットを受けられる可能性もあります。
例えば、青色申告控除は満額で年間65万円受けられます。
税理士費用が10万円~20万円程度だと考えると、青色申告控除分の節税分で税理士費用が賄えてしまう場合もあるのです。
税理士に頼むことで正確な記帳が行われ、金融機関や対外的な信頼も上がりますので総合的に考えても税理士に依頼する方がメリットは多いと考えられます。
税金やお金の相談を税理士に依頼する方法
税金と一言で言っても「所得税」「法人税」「相続税」「贈与税」など様々な税金があり、税理士もそれぞれ得意分野があります。
実は、所得税や法人税の計算が得意な税理士は多いですが、その他の税金やコンサル業務、事業承継等に強い税理士は多くありません。
もし税金やお金の相談で税理士に依頼したい場合は、一度その税理士の実績などを調べて信頼できるかどうかを見極める必要があります。
無料で税務相談を行っている税理士もいるので、まずは会ってみるのも手段の一つです。
長い付き合いになる場合も多いので、信頼出来るかどうかは一度確かめてみる価値はあるでしょう。
まとめ
- 税金やお金の相談は会計のプロである税理士に依頼する
- 税理士報酬は控除分で賄える場合ばある
- 税理士にも得意分野があるため、選ぶときは慎重に
税金やお金の面で困ったことがある場合は、まず税理士に相談しましょう。
また、確定申告を独自で行っている経営者は、一度税理士に相談してみて下さい。
もっと節税が出来たり、申告の手間を省くことで本業に専念して売上を増加させることも出来ます。
お金の悩みを無くすることは、経営の第一歩です。