理想の上司先輩は仕事を丁寧に指導する人
一般社団法人日本能率協会の2022年度「新入社員調査」は、同協会の主催する新入社員向け教育セミナーの参加者を対象に仕事や働くことへの意識はどのようなものかを調査したものです。
インターネット経由で545人が回答しています。
理想の上司・先輩を尋ねたところ「仕事について丁寧な指導をする上司先輩」(71.7%)が1位で2012年調査以降でも最高になりました。
一方、2012年、2014年に数値の高かった「場合によっては叱ってくれる上司・先輩」は今回の調査では大幅に数値が下がっています。
仕事の不安は「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」が64.6%で第1位となり、第2位は「仕事に対する現在の自分の能力、スキル」(53.4%)です。
社内の人間関係に不安を感じている一方で、社外の人間関係への不安は8.1%にとどまり、社外人脈に対する不安は減少しています。
抵抗ある業務は何か?「上司や先輩からの指示があいまいでも質問しないでとりあえず作業を進めてみる」のは「抵抗ある」「どちらかといえば抵抗ある」を足すと82.7%で1位、指示があいまいなまま作業を進めるのは抵抗があり、社内で質問がしやすい態勢づくりが求められています。
意欲や能力を高めるための上司や人事への期待は?「成長や力量に対する定期的なフィードバック」が61.8%で1位。
「ワークライフバランスで柔軟な働き方ができる環境づくり」は51%。
「仕事よりプライベートを優先したいか」「どちらかといえば優先したい」を合わせると82.2%です。
仕事の評価については「量より質で評価してほしい」が82.6%でした。
若者の働くことの意識変化を理解しながら協調し指導することが大切ですね。