採用媒体の歴史
現在の求人形態はいつ始まったのでしょう。日本では明治時代、1872年7月14日の新聞掲載が始まりで「乳母」の求人だったようです。
そこから90年ほど後の1962年に、大学新卒向けの求人情報誌が大学新聞広告社(現在のリクルート)から創刊されます。
このころは新聞が隆盛を誇り新聞広告(三行広告)の求人欄が力を持っていた時代でした。
15年後の1980年代には求人雑誌やフリーペーパーが登場してきます。
コンビニや駅の冊子ラックにありましたが最近では少なくなってきました。
1990年代になるとインターネットの発達とともにWebサイト求人がスタートします。
求人サービスのWebページへ求職者が見に行くスタイルです。
2000年代はWeb求人全盛期。リクナビNEXTやマイナビ、バイトルやビズリーチなど何種類ものサービスが稼働しています。
2010年代から現在は数千のウェブサイトを巡回して求人情報を収集する検索エンジン型が出現し、検索エンジンの雄Googleが2019年1月より日本で求人情報の提供を開始しています。
Webが当たり前の現代、求人もWebで行わなければならない時代になったと言えそうです。
時代はお金をかけるだけの求人から変化
採用と言えば、求人媒体に広告を出し、紹介会社に依頼し、自社ではハローワークに出してというのがスタンダードと思われているかもしれません。
採用は社長や人事部だけのことでなく、多くの社員の協力も必要です。
ひとつは社内SNSなどの活用があります。
社内コミュニケーションを活発化させ日常で起きたことなどをシェアし、社員が会社に目が行くようになると知人に自社を紹介したくなる等、採用を会社全体で考えていける自社らしい採用になるでしょう。
採用活動を通して会社の良さを社外に伝えていくことで自社のブランニング強化、事業促進にもつながります。SNSの広がりで応募者も気になる会社の情報を知ることができ、会社側も欲しい人材にダイレクトにオファーすることができるようになります。
紹介会社に丸投げし、広告を出すだけの採用は費用がかかるものの理想的なマッチングからは遠ざかる傾向にあります。