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キャリア志向とジョブ型雇用

キャリア志向とジョブ型雇用

2025年卒学生のキャリア形成志向

就職サイトを運営する㈱学情は新卒予定の学生を対象に「キャリア形成」についてアンケート調査を行いました。

  1. キャリア形成は「自主的に選択したい」「どちらかと言えば自主的に選択したい」を合わせると65%以上が自主的にキャリア形成を考えたいという傾向がありました。
  2. ジョブ型採用については81.4%が興味を持っており、昨年よりジョブ型採用に興味のある学生が増えています。

ジョブ型雇用とは

社会情勢の変化や、働き方に対する価値観の多様化などを背景に「ジョブ型雇用」への関心が高まっています。

ジョブ型雇用とはどのようなものでしょうか?

ジョブ型雇用とは職務内容(ジョブ)を明確に定義して職務記述書などで具体的に特定し、その職務を遂行するのにふさわしいスキルや実務経験をもつ人を採用する方法です。

ジョブ型雇用は元々欧米で主流の雇用形態です。時代の変化とともに日本でも注目されるようになりましたが、ジョブ型雇用を現在導入・実施している企業は36%で、実際にジョブ型雇用が運用されているのは78.3%でした。

すでに多くの企業に認知され、徐々に浸透しつつあるといえます。

ジョブ型雇用が注目されてきている背景

日本企業では長い間「メンバーシップ型雇用」が続いていました。

戦後の高度経済成長期に大量の人材を一括採用して育成し、長期的に貢献してもらうシステムが理想的とされていました。

近年ジョブ型雇用が注目されているのはどのような理由があるのでしょうか。

  1. 2020年に経団連がジョブ型雇用の導入についての提言を行ったことで雇用形態の見直し機運が高まったと考えられます。
  2. 国際競争力を上げるための専門人材獲得。
  3. 少子化やダイバーシティの浸透で多くの企業が多様な人材を確保する必要性が高まっています。様々な働き方を選択できる制度が必要になっています。
  4. 終身雇用制度の限界で経済の先行き不透明な時代にそぐわなくなっていると考える企業が増えています。
  5. 新型コロナの影響で在宅勤務等従業員の業務の成果を体感し評価するのが難しくなっていることも考えられます。

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