社会人1万人の残業実態調査より
エン・ジャパン株式会社が「残業」について社会人1万人余りに実施したエン・ジャパンのユーザーアンケート結果を公表しました。
運営する「エン転職」上でアンケートを実施、12,940名から回答を得ました。
その中で顕著なのは「残業の有無や平均時間」が転職先選びに影響していると回答した人が84%もいたことです。
「転職活動をするうえで残業の有無や平均時間などは、企業選びにどの程度影響しますか?」の質問に対し「とても影響する」が最多で49%、「少し影響する」は35%で合わせて84%が「影響する」と回答しています。
年代別では20代・55%、30代・56%と半数以上が「とても影響する」と答えています。
「少し影響すると合わせると20代・89%、30代88%に上ります。
男女別でみると「とても影響する」と回答した男性44%と比べると女性は10%高い54%でした。男性より女性の方が残業時間を重要視しているようです。
残業時間は増えてる?減ってる?
「ここ数年であなたの残時間は増加、減少どちらですか?」では「増加」26%、「減少」24%でほぼ同率、半数は「変わらない」ということでした。
業種別で増加傾向だったのは「コンサルティング・士業」が最多で36%、減少傾向は「メーカー(機械・電気・電子)」が最多でした。
残業時間の増加理由
残業時間が増加したと回答した人に理由を尋ねると「人手不足」が75%、「仕事量の増加」が67%と続きます。
一方残業時間の減少があった理由は「残業の制限」が最多でした。
この4月に中小企業でも残業時間が月60時間を超える残業代の割増率が50%に引き上げられることを知っている人は39%で4割弱という結果でした。
割増率の引き上げが「とても良い、良いと思う」は80%の人が好感を示しており、「よくないと思う」という声も9%ありました。