大学生の就職活動調査
株式会社リクルートマネジメントソリューションズが行った調査によると2021年新卒採用選考でWEB面接を体験した学生1407名に対し、どのような意識を持ったかの結果を発表しています。
それによると、本選考では8割以上がWEB面接を経験しています。
しかし一次、二次と選考が進むに連れて対面のみという企業も増えてきますが、最終面接においても6割以上がWEB面接を行っていました。
WEB面接に対する学生の意識
「WEB面接と対面面接とどちらが好ましいか」の問いには選考段階で違い、一次では「WEB面接の方が良い」「どちらかというとWEBが良い」40%以上だったものが最終面接では20%以下と対面面接を望む人が増えています。
WEB面接が好ましい理由としては、
- 自宅で受けるので緊張がないし、満員電車に乗らないでよい、面接開始直前まで対策できる等、心理的な面
- 移動時間や交通費がからない、複数企業を同時に受けられる等、効率化
- 新型コロナ感染症の接触機会を減らす
一方で対面面接の方が気持ち熱意が伝わる、対面の方が話しやすい、人柄を感じ易い、一度も直接会わないのは不安だから対面が望ましいという意見もあります。
WEB面接で企業イメージを上げるには
- 面接官のコミュニケーションに対する姿勢……WEB面接を意識した面接官が大きめのリアクションをしてくれた
- 迅速で安心感あるトラブル解決……回線トラブル等で面接ができなかった時でも日程調整してくれたり、機器トラブルは選考に影響なしと告げてくれた
- 場作り配慮……WEB面接は慣れませんね等ねぎらい、気持ちをほぐしてくれた
- 働く環境の様子……PCカメラを通して社内を見せてくれた
- 遠方への配慮……県外在住の場合などオンラインに変えてくれた
以上のように、WEB面接は学生には高評価ですが、今後中途採用にも広がっていくことは確かでしょう。
面接を受ける側の気持ちを知ることは採用担当者に参考になるでしょう。